前回の記事:長女の受験体験記 ついに大爆発!受験生活スタートから5年生夏休み頃まで ー2015年関西中学受験」
先日、長女の中学受験のスタート時期について書きました。
この時期を振り返ると、親としてのフォローに関して大いに反省があります。
もちろん、中学受験がどういうものか体で理解できたからこそ反省することもできるわけなんですが、今ならこうするということがたくさんあるんですよね。。
「勉強する」ということ自体が分かっていない。
今から思えば、当時の長女は「勉強する」ということ自体がよくわかってなかったんだと思います。
5年生当時の長女にとって「勉強する」というのは、机に座って、ノートを文字で埋めることだったのかもしれません。
だから、宿題は平気で写していましたし(受験が終わった後に本人から聞きました(苦笑))、長時間塾に行って勉強した気になっていたのです。。
当たり前ですが、勉強ってそうじゃないですよね。
例えば、算数で成績をあげようと思ったら、どこが分かっていないかを認識することがスタートになると思います。各単元の基礎知識を授業で学んで、演習問題を解いていく意味はそこにあるはずです。
『分かっていない領域を認識して、「覚えた」「分かった!」という状態に変えていくこと』
「勉強する」ということはこういうことだよ、と勉強をスタートさせたタイミングで、体で理解させることが大切じゃないかと思います。
スタート時期だからこそしっかりフォロー。
中学受験専門塾に通いだすまで特に塾に行くわけでもなく自宅で学習をさせるわけでもなかったので、小学校の先生からの評価で可もなく不可もなくというレベル。
そんな長女と中学受験専門塾で1年間勉強してきた子達と学力の差は大きくて当たり前ですよね。
個人塾M塾の進度が速いかどうかわかりませんが、それにしても5年生スタート時点で、計算については6年生の範囲まで終わっていましたし、中学受験基本レベルの文章題にはすでに取り組んでいたようです。
そこに全く未経験の長女が入るわけですから、よほどの努力なしに授業についていけるわけがないのです。
せっかく新5年生のカリキュラムがスタートする時期に入ったのに、フォローせず、宿題、復習を子ども任せにしたために、5年生の中では一番簡単なタイミングでキャッチアップさせることができませんでした。
ここでしっかりキャッチアップさせていたら、6年生になってからもっと楽に勉強を進めることができただろうな・・・と今になって思いますね。
情報収集して戦略を練る。
「中学受験は親子の受験」と言われることが多いらしいのですが、長女の受験を終えた実感として「まったくその通り!」と心底納得しています。
もちろん、勉強するのは子ども本人です。
ですが、中学受験を俯瞰し志望校合格というゴールから逆算して、
今、何をやるべきなのか。どんな環境が必要なのか。
情報収集し、試行錯誤していくのは親の役割です。
子どもの実力に合わせて、うまく塾を選び、使いこなす。
必要なとき、必要な教材を選択する。
目の前の勉強が精一杯の子どもたちに変わり、情報収集して、戦略的に動いていくべきだったと考えています。
スケジュール管理は親の役目。
先の戦略にも関わってくるのですが、塾、学校、そして場合によっては別の習い事、と忙しい子どもたちのスケジュールを管理し、勉強時間を確保するのも親の役割だったなと今では考えています。
大人でも自分で決めた勉強スケジュールを守るのはそう簡単なことではありません。
まして、小学生の子供たち。
勉強しなかったり、苦手科目は全然やらなかったり・・・・。
こんな調子ですからスケジュール管理を子ども任せにしていい結果が生まれるわけがありません。
一方で、細かいスケジュールで子どもたちを縛ることに、最初はためらいもあると思います。私自身も現在進行形で感じていますので。
ですが、将来子どもたちの笑顔に繋がるのだと思い込み、心を鬼にして、時間配分を考えてあげることが大切だと考えています。
6年生になれば子どもも成長していますし、勉強に対するモチベーションも上がってきますので、最初だけだと思って
勉強する習慣づけを行うこと。
4年生から受験勉強を始めている子どもたちとギャップを感じたのは、単に学力だけではなく、勉強する習慣があるかないか、も大きいと感じました。
対策として親がやることは、先に書いたスケジュール管理をしてあげることなんですが、管理するだけではなく、勉強する習慣を付けてあげることも頭に置いたほうがよいと思います。
スタート時期は特にスケジュールどおりに勉強は進んでいかないものですが、毎日、継続して勉強に取り組むような体制づくり、雰囲気づくりはしてあげたほうが良かったなと思っています。
・・・という反省を踏まえて、長男の中学受験には向き合っていますが、果たしてこれからどうなることやら。。
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