先日、とある会合で、今なにかと話題になる(株)SHOWROOMの前田裕二さんの講演会に参加してきました。
私の前田裕二さんの認知度は、「この人、よく話題になっているな〜」くらいのレベルだったのですが、いろんな著名な起業家の方々がこぞって絶賛しているので興味が湧いて参加しました。
1時間程度の短い講演会だったのですが、最初の10分程度で「この人すごいわ。」と講演時間中完全に心を掴まれてしまいました。
印象に残った内容を自分のためにもまとめておこうと思います。
プロダクトの差別化はどんどん難しくなっている
ライブ配信サービスとしてトップを走っている会社の代表の言葉ですから、これは説得力ありました。
第一線を走っている人でも、難しいんだと。
それを肌で感じながら、サービスの改善を行っているんだと。
リソース(人、金)さえあれば、アプリなどのサービスの機能をコピーするのは、簡単。この会社に作れて、あの会社に作れないというようなサービスや機能は限られています。様々な先進的な仕組みもすぐにコモディティ化してしまうってことです。
じゃ、どこで差別化するのか?というと、結局は人。その人の熱量だということですね。その熱量の高さで、プロダクトの魅せ方も変われば、プロダクトへのこだわりも変わる。結果としてできた小さな差が大きな結果を違いを生むんだと思います。
面接で重要視するポイントは「愛・運・熱量」
以前は単純にITスキルと言われる部分をベースに採用可否の判断を行っていたとのことですが、最近の面接では「愛が溢れているか?」「運が良い人か?」「熱量が高いか?」を3点を最重要視しているとのことでした。
ITサービスで最先端を走っている会社の代表が、アナログ部分を最重要視しているというギャップはとても印象に残りましたね。
「運」をよくする方法は教えられると言っていましたが、「愛」と「熱量」は教えられないので、特に重要視しているとも。
AIで自動化という時代の流れもあるので、やっぱりこれからは精神の時代か〜なんて思いながら、聞き入ってしまいました。
ビジネスは「内」から作り「外」と合わせる
ビジネスの作り方は、「外」つまりマーケットの波(今なら動画、AI,ブロックチェーン、HRTech・・・)を意識してサービスを作る方法と、「内」、つまり「人生かけてやり遂げたいこと」「悔しかったこと」、「憤り」、「大切にしていること」から作る方法があると。
「内」を見て作ると、自分の熱量が高いので、「内」を動機に「外」のマーケットに合わすことができるのが、一番理想の形。
前田氏の知的さと熱量の高さを強く感じた1時間。
ITサービス、起業家としてのあり方、生い立ち、いろんな観点で共感と刺激を受けることができましたね。もう数年したら、こういう講演を長男と一緒に聞きに言ってみたいですね。もちろん、興味があればですけど。
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