中学受験に公文式(くもん)は役に立つのか?
これは幼稚園や低学年で親同士の会話でも話題になることは多いみたいですね。
以前読んだ「なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?」もあるように、東大生の3人に1人が公文式に通っていたというデータもあったりします。
実際、中学受験、特に難関校合格に公文式は必要なんでしょうか?
計算の訓練にはいいが、思考力は身につかない?
すでに言われ尽くしている感はありますが、算数に限っては、計算の訓練にはいいが、思考力は身につかない、といろんな記事で見かけますね。
公文式=計算の訓練 と考えると、その指摘は間違いではないと思いますし、実際、公文式に通っていた小学校の頃の友達全員が全員、高校受験、大学受験とそれほど良い結果を残していたようには思えません。
残念ながら、吉藤家では公文式の教室には一人も通わせたことがないので、公文式の教室についてはお伝えできることは何もありません(苦笑)。
期待ハズレの記事ですみません。。
ただ、私は公文式は学力アップに活用する価値は十分あるんじゃないかと思っている方です。特に公文式のドリルは中学受験の第一歩としてはとても役に立ちます。
公文式のドリルは?
教室には通わせていませんが、吉藤家では次女・次男で公文式のドリルをガチでフル活用しています。
次女も10冊程度使いましたし、次男は計算だけではなく、文章題や数量図形などフル活用。上のページには記載していないのですが、幼稚園時代にやった迷路などを含めるとおそらく30冊近くつかっているのではないでしょうか?
立ち読みを含め、様々なドリルを比較しましたが、ドリルとしての完成度としてはかなり高いと思っています。
小さな小さなステップでゆっくり上に登っていけるよう本当によく考えて問題が並べられているので、大抵のお子さんはスムーズに学習を進めていけるのではないでしょうか。大きなストレスなく子どもたちにやった達成感を持ってもらえるので、勉強習慣の定着にも最適です。
もちろん、裏返しのデメリットはあって、同じようなことを何度も繰り返すので、理解力の高いお子さんには苦痛な作業に感じてしまうかもしれません。
まあ、吉藤家では、そんな心配はなかったですが(苦笑)。
公文式ドリルの使い所
次男で初めて試してみたのですが、公文式のドリル(計算系、数量図形、文章題)をやってから、中学受験用の初歩の問題集(ハイレベ100など)への移行はかなりスムーズに行きました。
比較して、次女の場合は計算以外は公文式ドリルに取り組まず、いきなり中学受験基本問題集(標準問題集など)に取り組んだので、最初のハードルが高かく教える時間が結構必要になっていました。
0→1の部分は公文式、1→10、10→100にするところは、他の中学受験向け問題集。そうやってステップアップすることが10なり100に到達するポイントと考えると公文式の位置づけと重要性がわかりますね。
公文式の問題集のラインナップを見ても、0→1にするところは、公文式ドリルの最も得意とするところなんだろうと思います。
親にも優しい公文式ドリル
公文式のドリルは、親にも優しいです!
まず、新しい単元でも、子ども自身で学んでいけるように適切なヒントがあるので、親が頑張って計算方法を教える必要がありません(笑)。
文章題ですら、初期の導入や開設がドリル内にあるので、一人で頑張ってくれました。
丸付けもしやすいように、解答の並び順が問題のページと同じ順番で並んでいるので、非常にスムーズ。私にはこれもポイントが高いですね。
公文式=基礎体力
改めて言う必要はないと思いますが、公文式をやれば難関校に合格するとか、東大に合格しやすいということではなく、そういった勉強に耐えうる基礎体力を身に着けていると認識しないとだめですね。
ハードなスポーツに耐えうる体幹。
ショパンのような曲でも弾ける自由自在に動く指。
公文式では難しい問題を解くための読解力や計算力を培っているのだと認識していることが大事なんだろうと思います。
公文式の教室に通ったとしてもそこは同じ。
あくまで公文式は0→1に最適な学習法。
使い所を間違わないようにしたいですね。
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