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次女の難関校中学受験を総括

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長かったような、短かったような。もっと続いて欲しかったような、早く終わって欲しかったような。

中学受験最後の気忙しい数日が終わり、どこか手持ち無沙汰な状態です。

昨日、第一志望校の入学金を支払い、次女の中学受験が終了しました。厳密には併願の内部進学の発表が本当の意味で最後ですが、次女はもちろん第一志望校への進学の意思を固めています。

長男のときも総括として、一記事にまとめたので、次女の中学受験も振り返ってみたいと思います。

先取り学習について

長女、長男の中学受験の反省を活かして、次女は2年生の夏から学習をスタートしました。長女より2年半、長男より1年半も早いです。

2年生の夏までは家庭学習はほぼゼロ。勉強っぽいことと言えば、本人が好きで「日本の歴史」の漫画をずっと読んでいたことくらいです。

勉強嫌いにならないように本当に簡単なドリルからゆっくりと負荷をかけていきました。次女はそこまで覚えていないようですが、問題集を一冊終わらせると好きな本をご褒美としてもらえるので、それ目的に頑張っていたそうです。

→ 次女が使ってきた問題集と使用時期

4年生終わりまでは家庭学習

塾は、長女、長男がお世話になった個人塾に決めていましたが、新4年生のタイミングでは通塾しませんでした。

大手塾は違うかもしれませんが、こちらの塾では4年生の学習は、6年生までの小学校レベルの学習を完成させるのが目標。小学校レベルはくもんのドリル等で家庭学習だけで十分対応可能ですし、特殊算の基礎くらいは先取りしたいと思い、5年からの通塾にしました。

塾が変わればまた違うとは思いますが、個人塾で、家なら短時間で済む勉強を授業形式でみんなのペースに合わせてやるのは、かなり非効率です。

このおかげで、社会も、理科も、小学校レベルの基礎の勉強を概ね4年生の間に終わらせることができました。

5年生からは通塾

長女、長男の様子から、私自身、塾長さんへの信頼が厚いので、5年生からは塾長さんとの信頼関係を作って欲しいと考えていました。

学習という意味では、5年生の算数は主に特殊算の基礎なので、絶対に必要な内容ではなかったと思います。ただ、復習になり基礎定着に繋がるだろうと考えたのと、塾長さんとの信頼関係を重視しました。

塾長さんがどんな声掛けをしてくださっているのかは知りませんが、発破をかけられ、子どもたち自身が自然発火してくるんですよね。子どもたちの内側から出るモチベーションを期待して、塾に通わせたということです。

とはいえ、5年生のときは次女もまだまだ。家庭学習として決めていたノルマをサボったり、確認テストの勉強をせずにいったり、完全に自走はできていませんでした。

6年生は完全に自走

しかし、新6年生になる頃から、びっくりするくらい、次女は私の手を離れました。長女、長男はかなりつきっきりで併走したのですが、次女は家庭学習で使用する問題集が終わったときに、「次何したらいい?」と聞かれるくらい。ほぼほぼ、自分で勉強を進めていきました。

算数の難しい問題も、自分で回答を読んで、自分で理解。理科、社会の暗記モノも、コアプラスを中心に何度も繰り返し定着を図り、「弱いな」と思う部分は塾長さんからのアドバイスを素直に聞き入れ、自分で頑張っていました。

長女、長男を経験して、6年生はある程度覚悟していたのに、こんなに楽でいいの?というくらい、次女は完全に自走していました。

過去問対策は?

そして、過去問対策ですが、夏くらいから秋終わり頃にかけて第一志望校を1周。その後、以前購入した長男校や東京の雙葉の過去問を毎日1科目程度こなしていきました。

長男校と雙葉の過去問を選んだのは、日能研R4の偏差値が比較的近いのと、長男が受験した頃に購入して家にあったから選んだだけです。

第一志望校の算数については、妻が頑張って10年分の問題をシャッフルし、10回分の問題をつくって2周目を行いました。

過去問の結果は上々。算数で失敗した1回を除き、すべて合格最低点(体育0点だったとしても)を10点〜20点ほど上回る結果。実力という意味では、秋の段階である程度安心できる状態に仕上がっていたと思います。

直前期に算数の実力が爆上がり

算数に根を詰めて対応してこなかったこともあり、夏休み頃は若干伸びを感じられませんでした。同時期の長男の成績に若干劣る感じの成績がしばらく続きました。

しかし、過去問だけでなく、算数合格へのチャレンジ演習と、中学への算数(月刊)の「日日の演習」をコツコツと続けていたので、12月頃から、塾内のテストでかなりヒットを飛ばすようになってきました。

直前期に至っては個人塾歴代1位の成績を取ることもあり、目に見えて上り調子でした。

不安なメンタル

算数の成績が爆上がりしたところまでは良かったのですが、直前期は受験の不安で押しつぶされそうになり、ポロポロと泣くようになりました。

私や、塾長さんが、この成績なら絶対大丈夫!って言えば言うほど、その期待に応えられるんだろうか・・・?と余計にプレッシャーを感じたようです。

成績は大丈夫と思っていましたが、メンタル面で大きな不安を持つことになりました。

受験直前期、本当に心配になったのですが、いざ受験会場に入り、テストを目の前にするとそこまでではなく、ちゃんと実力を発揮できたので、良かったなと思います。

直前にしっかり泣いたのがよかったのかな。

すべての背景に読書量と好奇心

次女は4兄弟の中で一番の読書好き。繰り返し読むことを含めると月にのべ90〜100冊程度の本を読みます。とにかく、字を読むのが大好きです。ニコラ(次女が購読しているファッション誌)ですら、隅から隅まで、字という字を全部読みます。その読書量を背景に、国語については安定した結果を出し続けてくれました。

また、この国語力/読解力のおかげで、算数の難問の回答もいともたやすく自分で読みこなしていけたんだと思っています。

模試や他塾の講義は?

模試については関西の中小規模の塾のお子さんが受験する「芦研模試」を5年生時に3回ほど受験していました。問題が簡単なので難関校を目指すお子さんにはあまり参考にはならないですが、長男と比べてかなり好成績を納めていました。

大手塾の模試は日能研の模試を数回利用。関西だけ行われる入試実践模試Cは難関校向けの問題が出されるので一番の指標にしていました。志望校順位トップでもないし、そこまでハイスコアではないものの、本命校はほぼ80%圏内で安心感はありました。

本命校は難関校ではありますが、超がつく難関ではないので、他塾利用も最低限でした。

次女の息抜きは?

次女の息抜きは勉強が終わってからYouTubeで見る、BTS。そして、学校の行き帰りや、学校での読書。これが息抜きになっていました。平日で30分〜休日で1時間程度は息抜きの時間をとっていたように思いますね。

長女や長男のときは、息抜きする時間もないくらい焦っていましたが、スタートが早い分、余裕を持って生活できたなと思いますね。

まとめ

ざっと思いつくままに次女の中学受験を振り返ってみました。早く学習をスタートしたのは正解だったと思います(長女、長男、ゴメン苦笑)。上二人に比べて、私にも気持ちに余裕がありました。

また、長男のときにも感じましたが、国語は本当に大事な科目ですね。

自分で勉強できるかどうかは、結局、自分で回答を読んで理解できるか次第。

そして、子どもが自走できるかどうかは、国語力+高いモチベーションが必要です。

抱負な読書量と塾長さんのおかげで、次女は両方もっていたんだなと思います。

家庭学習2年半+通塾2年の合計4年半。次女は本当によく頑張りました。

この週末には中学校から課題が出て休憩する間もないと思いますが、しばらくゆっくりしてほしいと思います。

次女、本当におめでとう!

→ 次女が使ってきた問題集と使用時期

この記事を書いた人

吉藤隆史
吉藤隆史

公立育ち理系院卒。某IT企業に就職。また、就職と同時に結婚。6年ほどがむしゃらに働くが、家庭と仕事のバランスに疑問を持ち、2年ほど会社に内緒で副業し退職。現在は、夫婦でネットショップを営む自営業者。子どもは4人。上2人は中学受験終了。子どもたちの受験、教育、家族のイベント、仕事のことなどを気の向くままに記事にします。

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