長女が受験生だったときも、今、まさに受験生の長男も、家から自転車で通える範囲の個人塾にお世話になっています。
幸い私の住む地域には、子ども一人で通える範囲で塾が多く、以下のような選択肢がありました。
- 浜学園
- 日能研
- 若松塾(神戸市内ではわりと有名な塾)
- 個人塾(数件)
難関中学を狙うなら合格実績の多い大手塾に通わせようと考えるのが普通かもしれませんが、吉藤家では、結局、妻がご近所のママから紹介してもらった、とある個人塾を選びました。
経済的な面と、寺子屋のような塾の雰囲気が気に入ったとかで、妻が決めてきた塾です。
大手の塾を選ぶ方が多いと思いますが、私自身が高校受験や大学受験時代、家からほど近い個人レベルの塾に通っていたので、それほど抵抗ありません。
実際に個人塾に長女(2年間)と長男(1年間)を通わせてみて感じているメリットとデメリットを簡単にまとめてみたいと思います。
中学受験専門個人塾のメリット
とにかく安い
最大のメリットはとにかく安いことです。
具体的な金額を出すのは控えますが、大手の日能研と比較すると3分の1から2分の1程度の金額です。
次女、次男と4人続くことを考えると経済的なメリットはなかなか無視できません(笑)
面倒見がいい
大手塾に通わせている方から伝え聞いた話と比較すると、生徒一人一人に対する先生のフォローが非常に手厚いです。
大手塾では考えられないことだと思いますが、例えば、学校の行事でどうしても授業に間に合わない場合、生徒全員に連絡して講義の時間をずらしてくれたりします。
また、親向けの定期的な懇談会を開催してくれ、それぞれの家庭や生徒に対する悩みや勉強の方針など、個別具体的にかなり突っ込んだ形でアドバイスをいただけます。
質問も自習も無料
これも大手塾では考えられないことだと思いますが、いつ質問しにいっても講義の合間に教えてくれますし、違う学年が授業している後ろの空いている席で自由に自習させてくれます。
子どものモチベーションさえあれば、何時間勉強してても何も言われませんので、モチベーションが高かった長女は塾に入り浸ってしっかり勉強していました。
中学受験専門個人塾のデメリット
ライバルがいるかいないか、出たとこ勝負
人数の多い大手塾ならライバルになるような子がかならずいると思いますが、人数が少ないので、難関中学を目指せば目指すほど、ライバルになるような子がいない可能性が高くなります。
実際、長男の学年も人数が少ないため、現時点の成績を見る限りは長男がトップで、ライバル不在の状態となっています。
子どもですから、間違いなくそこに油断が生まれ、競争心から勉強へのモチベーションへ繋がることがあまり期待できません。
塾の先生もこのデメリットは認識されているので、先生と相談しながら、外部の模試を利用していきたいと考えています。
授業のレベルがメンバー全体に合わせたものになる
少人数なので成績順のクラス分けなどあるはずもなく、成績の如何にかかわらず、同じ授業で同じテストを受けることになります。
個別フォローが手厚いとはいえ、成績が良ければ足を引っ張られる形になりますし、成績が悪ければ低い理解度のままで授業が進んでしまいます。
過去の受験生のデータが乏しい
大手塾のように合格実績が多いと過去の合格者と比較することでより精度の高いアドバイスをもらえるのではないかと思います。
例えば、5年生夏での合格者の成績と比較することで、
今現時点でどこが足りないのか。
何を強化していかなければいけないのか。
こういったことが明確にわかるので今後の勉強の方針を立てやすいはず。
その点はどうしても不利で、大手塾の公開模試等を活用して親が情報収集してやっていく必要があると感じています。
受験ノウハウのアップデート
受験問題が難化傾向にあると聞きます。難関中学の算数は特にその傾向が顕著だとか。
そうなると、塾としては出題された問題を毎年毎年しっかり分析して、受験ノウハウをしっかりアップデートしていかなければならないはずですが、リソースの観点から個人塾ではそこまで手が回らないでしょう。
他にもメリット、デメリットがあるかもしれませんが、私が特に強く感じているのはこのあたりです。
長女の受験では本当にお世話になった塾なので塾自体は信頼はしていますが、超難関を目指すという長男に関しては不安がないとは言い切れません。
上にあげたデメリットを認識して、親なりに情報収集し、工夫して、対応していきたいと考えています。
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